普段車をご利用される方は高速道路を利用する機会が多くあるのではないでしょうか。通勤、旅行など様々な用途で利用される高速道路。高速道路の種類は1種類ではなく、様々な割引もあります。今回は高速道路の種類や料金、割引情報などについてご紹介します。
高速道路の料金
意外と知らない方も多いと思いますが、高速道路とは高速自動車国道と自動車専用道路の2種類あります。どちらの高速道路も一般道路より速度は速く走ることができますが、最高速度や料金などが異なります。
高速自動車道とは都道府県をまたがっており、全国に展開しているものです。一般道路からインターチェンジなどを利用して出入りを管理しており、交差点も一切ありません。みなさんが長距離を移動する際に使用しているものがこれに当たります。
自動車専用道路とは、正式名称を一般国道自動車専用道路と言い、地域交通の流れを良くするためにあるもので、比較的に短い距離になります。
この2つを総称して高規格幹線道路と言います。主に九州自動車道、山陽自動車道、山陰自動車道、関越自動車道、中央自動車道と自動車道と名前がつくものが多く、高速道路と名前が付いているものは名神高速道路、新名神高速道路、東名高速道路、新東名高速道路の4路線になります。
高速道路は、北海道、東北、中日本、西日本、淡路島、四国、沖縄などに多くありあますので、一覧を見たい方はインターネットにて検索ください。
『料金』
高速自動車道は国費で建設されており、通行料金は利用距離と車両の大きさ(大型車、中型車など)に応じて決まっています。
自動車専用道路の料金は地域によって異なり、無料となっているところも多くあります。
料金の一覧が知りたいときは、インターネットでルートごとの料金の検索をしてみてください。
『制限速度』
高速自動車道の制限最高速度は100km/h(一般自動車)で、最低速度は50km/hとなっています。その他にも速度指定区間というものがあり、そちらは標識の速度が制限速度になります。
自動車専用道路の最高速度は60km/h〜80km/hの所が一般的です。最低速度の規定はありません。
どちらも歩行者、軽車両、125cc以下の小型自動二輪車、原動機付自転車、ミニカーの走行はできません。
高速道路で運転する際には区間により制限速度が変化しますので、しっかりと標識に従い、制限速度を守って安全に運転しましょう。
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高速道路の休日割引や早朝割引・深夜料金など
高速道路には様々な割引があります。多くはETC限定の割引になりますので、ETCを搭載していない方は受けられない場合が多くあります。『平日朝夕割引』
ETCマイレージサービスに登録された方限定で、平日の朝6〜9時と夕方の17〜20時が地方部でご利用回数に応じて還元されます。
『休日割引』
普通車と軽自動車等(二輪車)限定のサービスで、土日祝日が地方部で30%割引になります。
『深夜割引』
すべての車両は毎日0〜4時の間30%割引になります。
『ETC2.0割引』
圏央道(新湘南バイパスを含む)の環状道路として有効利用を促すために、ETC2.0車を対象に割引が適用されます。
割引の対象区間は圏央道の茅ヶ崎JCT~海老名JCT、海老名~木更津JCT、新湘南バイパスの藤沢~茅ヶ崎JCTになります。
『外環道迂回利用割引』
首都高速道路の環状線内のICを発着し、東京外環道を1ジャンクション間のみ迂回利用して放射高速道路を使用し、料金所をETC無線通信により通行した時に受けられる割引になります。
対象となる都心環状線のICは首都高速の室町、京橋、新富町、銀座、汐留、芝公園、飯倉、霞が関、代官町、北の丸、神田橋、常磐橋、八重洲、呉服橋、江戸橋、東京高速の新橋、土橋、西銀座、新京橋、東銀座になります。
対象となる放射高速道路は東北道、関越道、常磐道、首都高速埼玉大宮線になります。
『アクアライン割引』
東京湾アクアラインの料金所を利用される(ETC)車両に適用される割引です。海ほたるパーキングでUターン通行される際にも対象となります。
高速道路料金に障害者割引ってあるの?
高速道路料金に障害者割引はあります。身体障害者の方が自ら運転する場合と、重度の身体障害者か知的障害者の方が同乗して、ご本人以外が運転する際に割引が適用されます。事前に登録されて自動車1台に対して、割引率が50%以下の割引が行われています。こちらの制度は通勤、通学、通院などの際に有料道路を利用される障害者の方に対しての割引になります。
障害者の方が自ら運転される際には、障害者手帳の交付を受けている方全てが割引の対象になります。同乗者が運転される際には障害者手帳が交付されている方の中で、重度の障害をお持ちの方が対象になります。
いかがでしたでしょうか。高速道路について知らないことも幾つかあったのではないでしょうか。高速道路の距離と料金が知りたい方は、出発地と目的地を入力するだけで料金を表示してくれるホームページが多くありますので、ご利用になられる区間の料金を調べてみてください。
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