車を持っている方の多くはETCを搭載しているのではないでしょうか。ETCは北海道から沖縄まで全国で使えますし、様々なメリットがあり、車を利用する方にとってはとてもお得なものとなっています。今回はETCの使い方、マイレージサービスや割引情報などについてご紹介します。
ETCの料金を調べてみよう
ETCとは「Electronic Toll Collection System」の略となっており、高速道路や有料道路の渋滞緩和のために開発された、料金支払い自動化システムとなっています。
ETCの料金計算や割引に関してはドラぷらなど、様々なサイトで検索して調べることができます。IC名や地図、道路名、住所などから料金検索ができるのでとても便利です。
例えば東京から横浜青葉は東名高速道路を使用したETC料金は590円です。
調布から大月まで中央自動車道を使用したETC料金は1920円です。
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ETCのマイレージサービスとは
ETCマイレージサービスとは、申し込みをしたETCカードでの通行料金の支払い額によってポイントが配付されます。そのポイントは無料通行分(還元額)として交換することができ、通行料金として利用することができます。ETCマイレージサービスの登録は無料となっており、インターネットか郵送での登録が可能となっています。
ご登録には、ETCカードとETC車載器が必要になります。その他必要情報として、名前、生年月日、住所、電話番号、ETCカード番号と有効期限、車両番号、車載器管理番号が必要となります。
インターネットでお申し込みの場合は、申し込んだその日から支払った通行料金がポイント適用の対象となります。
郵送でお申し込みの場合は、専用の申込書に記入の上送付が必要になります。郵送の場合は手続きに数日〜1週間ほどかかる場合がありますのでご了承ください。
マイレージ登録が完了すればお申し込み方法に関わらず、IDとパスワードが記載されたお知らせが郵送されてきます。ポイントはETCマイレージサービスのホームページからご確認することができます。
ETCの割引料金とは
ETCにはETC限定の割引制度があり通常よりお得に高速道路をご利用することができます。『平日朝夕割引』
すべての車が対象で、平日の朝6〜9時、夕方17〜20時が対象となる割引でご利用回数に応じて30%、50%が還元されます。
1ヶ月間の利用回数が5〜9回までが約30%分、10回以上が約50%分還元されます。還元はETCマイレージサービスの無料通行分として還元されます。
東京近郊や大阪近郊などでは対象外の区間もあり、割引適用される利用時間にも制限がありますので詳しくはETCマイレージサービスやその他のサイトでご確認ください。
『休日割引』
普通車と軽自動車等(二輪車)が対象で、土曜・日曜・祝日・1月2日・3日が対象となる割引です。
割引率は30%となっており、東京や大阪の近郊の区間は割引対象外となっています。
『深夜割引』
すべての車が対象で、毎日午前0〜4時の間にご利用された方は30%割引となっています。午前0〜4時に割引の対象道路を出入り、もしくは対象時間をまたぐ場合でもご利用可能となっています。
割引の対象道路はNEXCO東日本・中日本・西日本が管理する高速道路と宮城県道路公社の仙台松島道路となっています。京葉道路・第三京浜道路・横浜新道・横浜横須賀道路は対象外となっています。
ETCのセットアップ
ETCを利用するためには、あらかじめご利用の自動車にETC車載器を搭載し、それに車両情報をセットアップしなければなりません。セットアップ方法はセキュリティ面もありセットアップ店で行わなければなりません。もし、ETC車載器付きの中古車を購入もしくは譲渡してもらった場合には、登録情報が変更されますので再セットアップ(再登録)が必要になります。
セットアップやETCについてわからないことがあれば、ディーラーや車用品店などに問い合わせてみましょう。
オートバックスや様々な車用品店でETCキャンペーンを行っていることもありますので、ETC搭載をお考えの方は一度調べてみてください。
『ETC車載器の種類』
ETC車載器には、2ピースタイプ、3ピースタイプ、ビルトインタイプの3種類があります。
2ピースタイプは、本体と通信用アンテナを一緒に収めたもので、ダッシュボード上の無線通信に問題がない場所に取り付けます。
3ピースタイプは、本体とアンテナが分離してあり、車内のどこにでも取り付けることができます。
ビルトインタイプは、車のインテリアと一体化したタイプとなっています。
ETC車載器は様々なメーカーから販売されており、種類もありますので価格と利便性を考慮して選びましょう。
ETC2.0とは?違いってなに?
ETC2.0とはETCがバージョンアップしたもので、通常の料金支払いシステムの他に様々な特典を受けることができます。一番大きなメリットといえば、首都圏の圏央道の料金が2割引になるという点です。
その他には渋滞を避けたルートの選択を行うと有料道路割引が適用されたり、ITSスポットから周辺の交通情報や観光スポットの情報を入手することができます。
ETC2.0をご利用する際には、従来のETCの車載機とは違いますのでETC2.0対応車載機が必要となります。
その他にもETC2.0に対応したカーナビやスマホがあると、さらに便利になります。あまり車に詳しくなくやり方がわからない方などは、取り付けに関しては専門店に任せることをお勧めします。もちろんセットアップは専門店に任せなければいけません。
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