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源泉徴収票のことを知ってみよう

源泉徴収票という言葉を耳にしたことがある方は多いと思いますが、源泉徴収票に記載されている内容や、どういったところに使用されるのかをご存知でしょうか。今回は源泉徴収票の概要や計算方法などについてご紹介します。

 

源泉徴収票とは


源泉徴収票とは従業員に対して1年間に支払いが行われた給与額、控除額、保険料額などを記載する書類のことです。サラリーマンや公務員などの勤務先に勤めている方は受け取ることができます。

通常は年末調整が行われた後に、給与が支払われた従業員ごとに作成し交付されます。対象となった一部の従業員の源泉徴収票は年末調整が行われた年の翌年の1月末までに税務署に提出が必要になります。

退職することになった人は、源泉徴収票が必要になりいつからいつまでにもらえるのか気になる方も多いでしょう。通常は退職後1ヶ月以内に退職手当額や必要情報を記載した源泉徴収票を会社が発行します。

給与ではなく個人事業主などに報酬の支払いを行った場合は支払調書を作成します。

 

『源泉徴収票の必要性』

源泉徴収票は退職者が転職先などで年末調整を行ったり、個人で確定申告を行う際に必要になります。

失業保険を貰う場合にも源泉徴収票が必要になります。失業保険の申請が遅れるとお金が手元に入るまでに時間がかかってしまいます。

源泉徴収票を発行しなければ税務署から連絡がきます。年末調整や確定申告に必要になるものなので、とても重要なことなのです。税務署の連絡に応じない場合は法律上で罰せられることもありますのでご注意ください。

書き方など慣れない点もあるかも知れませんが、退職者を困らせないスムーズな対応も経営者としても大切ですね。従業員ではなくなってしまうからといって源泉徴収票を発行しないのはトラブルの元にもなりますし、経営者としての信用問題にも関わります。

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源泉徴収票エクセル

源泉徴収票のフォーマットをエクセルに保存しておくと、入力が非常に楽になりスムーズに発行することが可能になります。

インターネット上でエクセルのフォーマットを無料でダウンロードすることが可能で、金額を入れるだけで計算が可能なので初心者でも簡単に作成することができます。

給与計算ソフトや年末調整ソフトには源泉徴収票を発行する機能が付いているものが多くありますので、そう言ったソフトを活用して印刷及び発行をスムーズに行うこともできます。

源泉徴収票の発行は基本的に12月に行う会社が多いでしょう。11月分までの収入や支払い税金額を前もって記入しておけば、作業時間が短縮されますので年末の忙しい時期に発行が遅れることを避けられるでしょう。

必要があれば源泉徴収票の英語版に翻訳してくれるサービスを行っているところもあります。

個々に発行する必要があるのでエクセルフォーマットやソフトウェアがあると便利で嬉しいですね。発行について不安があれば税務署やハローワークで源泉徴収票の作成方法を学ぶのも一つの方法としてあります。



 

源泉徴収票の記入例

源泉徴収票や給与支払報告書の記入例や書式サンプルは国税庁のホームページやその他のサイトで確認することができます。

書き方の注意点としては、職務の名称や役職名、マイナンバー、賞与、役員報酬、受給者の翌年の1月1日時点での住所の記入を忘れないようにしましょう。支払者の住所は会社名と会社の住所を記載します。

源泉徴収票は一年の収入の合計金額を証明するための大切な書類なので、記載間違いが無いかしっかり確認する必要があります。もちろん会社印の押印もしましょう。

 

『源泉徴収票の見方』

はじめに確認したいのが支払金額です。これはいわゆる税込の年収で、1年間に会社が自分に支払ったお金の中で税金計算の対象になる金額です。支払所得は毎月の給与や残業代、各種手当、ボーナスなどが該当します。通勤手当など一部非課税のものもあります。

次に確認するのが、給与所得控除後の金額です。これは支払金額から給与所得控除額を引いたものです。

その隣にあるのが所得控除の額の合計額です。これは給与所得控除以外の控除額の合計です。控除には様々な種類があり、個人によって対象控除が異なります。これらの金額が多いほど税金の対象になる金額が小さくなります。

そして一番右にあるのが源泉徴収税額です。これは1年間に納める税金の確定額です。

その他にも甲欄、乙欄など扶養控除申告書の提出の有無によって適用される方が変わります。

 

源泉徴収票の計算方法

税金の税率は課税所得の大きさによって異なります。税率は10%〜40%のいずれかになります。

源泉徴収票の計算方法は国税庁のホームページやその他のサイトで確認することができます。

源泉徴収税額は毎月給与から天引きで納められています。毎月天引きされているのは年間の年収を推定の元納められています。それらを最終的に調整するのが年末調整です。

給料明細を毎月貰っているのであれば、給料明細に源泉徴収税額という項目がありますので天引きされている金額を確認することができます。

 

自分が毎月どれぐらい天引きされているのか気になる方は是非チェックしてみてください。

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