広島県の宮島にある世界遺産といえば厳島神社ですよね。潮の満ち引きによって海の中にある鳥居が違った景色になることで有名ですね。近年では国内外からの観光客で賑わっています。厳島神社に行くためには、フェリーに乗らなければ行くことができません。今回は宮島へのフェリーについてご紹介します。

 

宮島へのフェリー

宮島へ行くためのフェリーは、松大汽船フェリーとJRフェリーの２種類のフェリーがあります。どちらも所要時間は１０分ほどです。

二つのフェリー乗り場は隣同士となっており、最寄駅はJR宮島口と広島電鉄宮島口になります。

大きな違いといえば運行ルートが異なる点です。値段については、どちらも大きな違いはありませんが、周遊パスの種類などによってはお得になることもあるようです。

 

『JR西日本宮島フェリー』

JRフェリーの一番のメリットといえば、宮島口発の９時１０分〜１６時１０分までの定期便（大鳥居便）が大鳥居の沖付近を通過する点です。

もちろん、大鳥居は宮島の陸地から見ることができます。しかし、海から間近に一望できる、大鳥居の向こうに厳島神社が見える姿は荘厳で迫力と趣があり、見る価値があります。

船は「ななうら丸」、「みやじま丸」、「みせん丸」で、旅客定員は８００名（車搭載時４６０〜５００名）、自動車搭載数６〜１５台となっています。ななうら丸とみやじま丸の船の１階にはバリアフリー室を完備してあり、座席数も３０席以上あります。

つまり、お年寄りでも階段を上がることなく大鳥居の景色を望むことができます。

二つ目のメリットとしては、観光客の方が多く訪れる土日祝日は、JRの土休日ダイヤに合わせて３つの船が日中は１０分間隔で運行しています。１０分間隔で運行している時間は９時１０分〜１６時４０分となっています。天候や定期点検などで２船になる場合もあります。

 

『松大汽船』

松大汽船のフェリーは宮島口から宮島までまっすぐ向かっています。大鳥居の前は通過しませんが、何度も訪れている人や陸地からの景色だけで十分という人には運行本数も多いので便利と言えるでしょう。

船は「安芸」、「宮島」、「厳島」、「第二みやじま（カーフェリー）」の４船があります。最初の３船は旅客定員８００名（車両搭載なし）となっており、積載可能車両数は乗用車１０台となっています。

カーフェリーである第二みやじまは、旅客定員７００名（車両搭載なし）となっており、積載可能車両数は大型車１２台となっています。

船内では宮島の歴史的背景を大型テレビで上映しており、ゆったりとできるサロンコーナーもあります。

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宮島へのフェリー料金

宮島へのフェリーの一般料金はどちらのフェリーも同じで、大人（中学生以上）が片道１８０円（往復３６０円）で、小人（小学生）が片道９０円（往復１８０円）となっています。

障害者手帳をお持ちの方は大人が片道９０円、小人が片道４０円となっています。

 

『団体運賃』

JRフェリーの場合、団体割引は８名以上で利用することができ、大人が片道１４０円、小人が片道６０円となっています。繁忙期である１月１日〜１０月・３〜５月・７〜８月・１０月・１２月２１日〜３１日は＋１０円となります。

学生団体の場合は中学生以上が片道８０円、小学生以下が片道５０円、教職員・付添人は１１０円となっています。

松大汽船の場合、団体割引は１５名以上で利用することができ、大人が片道１５０円、小人が７０円となっています。学生団体は中学生以上が片道８０円、小学生が片道５０円となっています。

 

『自動車・自転車・バイクの輸送費』

JRフェリーの自動車運賃は、３m未満が片道７９０円、４m未満が１２１０円、５m未満が１６９０円、６m未満が２２１０円となっています。また、車の高さは２.２m以下となっています。

自転車は片道１００円、バイクは１２５cc以下が１９０円、７５０cc以下が２９０円、７５０cc以上が３８０円となっています。

自動車の料金は運転者の料金を含んでいますが、自転車・バイクの料金に関しては別途運賃が必要になります。

松大汽船も基本的には同じ値段ですが、上記に追加して自動車の７m未満が２５２０円、８m未満が３０４０円、以降１mごとに４４０円が追加されます。



 

宮島へのフェリーの時刻表

宮島へのフェリーの時刻表は、JRフェリーと松大フェリーのホームページから確認することができます。

JRフェリーには通常ダイヤ、多客ダイヤ、年末年始ダイヤ、花火大会ダイヤ、管絃祭ダイヤがあります。通常ダイヤの始発は宮島発が５時４５分、宮島口発が６時２５分となっており、最終フェリーは宮島口発が２２時４２分、宮島発が２２時１４分となっています。

松大汽船の通常運航時の始発は、宮島口発７時１５分、宮島発が７時００分となっており、最終フェリーは宮島口発が２０時３５分、宮島発が２０時１５分となっています。また、カーフェリーの始発は宮島発が７時３０分、宮島口発が７時１５分となっており、最終フェリーは宮島口発が１７時４５分、宮島発が１７時３０分となっています。

こちらも元日・１月２、３日・管絃祭、花火大会の日は特別運行ダイヤとなっています。

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