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年金の仕組みを確認してみよう

そもそも年金とはどういったものなのでしょうか。年をとれば受け取れるお金程度のイメージしかない方もいらっしゃると思います。そんな方のためにここでは、年金とはどういったものなのかご説明します。

 

年金という名前のつくものはいっぱいある


年金保険とも言われる年金は、保険の一種の事です。つまり保険料を支払い、記録を残す(年金手帳)ことで、それを元に年金が必要な将来の一定期間にお金を受け取ることができるというものです。

 

年金には様々な種類があります。代表的なものは皆さんがよく耳にするものとして公的年金と言われているもので、自営業の方などが加入する国民年金、サラリーマンが加入する厚生年金、公務員が加入する共済年金が挙げられます。その他にも障害者年金や確定搬出年金と言われるものや、民間の企業が運営している私的年金保険など年金には多くの種類があります。

 

年金は本当に受け取れるのか、退職金はどの程度もらえるのだろうかなどといった老後に対してのお金の不安は多いのではないでしょうか。

 

そんな中今注目されているのが、自分で老後のための年金を運用し積み立てていく「確定拠出年金」というものです。人気の理由としては個人のみで運用する場合と、企業が掛け金を出してくれる二つのケースがある確定拠出年金ですが、運用の成果によって受け取り額が大きく変化します。運用の方法としては、投資信託、預金など様々なものがありますが、多少のリスクを取っても挑戦する価値は大いにあると考えられます。

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国民年金の月額支給額は人によって違う?

国民年金は公的年金の基礎でもあり、20〜60歳までの人が加入するものです。サラリーマンの方は厚生年金に加入して毎月保険料を納めていると思いますが、厚生年金の一部という形で国民年金にも加入していることになります。

 

国民年金には大きく分けて三つの種類があります。

一つ目は、一般的に知られている年金として老後に受け取れる老齢基礎年金です。国民年金の受給額は厚生年金とは違い、保険料納付期間の長さのみで額が決まります。一番単純な計算で20歳から60歳までの40年間全て保険料を納付していれば、一年あたり満額である779,300円受け取ることができます。国民年金の納付期間が短い場合や、納付の免除期間などがある場合は受け取り金額がそれに応じて減額します。

 

65歳から受給できる老齢基礎年金の月の受給額についてですが、満額を収めていた場合は月に約65,000円となっています。現在の平均的な受給額は約55,000円となっています。

 

年金の受け取り開始時期に関しては5年まで繰り下げて行うことができます。繰り下げは月ごとに行うことが可能で、一ヶ月ごとに0.7%ずつ増加していきます。つまり最大である70歳から受け取ると65歳から受け取るより、年間の受給額が42%も多く受け取ることができます。

 

それに対して、年金の受け取り時期を5年まで繰り上げて受給することも可能です。こちらは早く受け取れる分一ヶ月ごとに0.5%ずつ減少していきます。つまり受け取り年齢の最小である60歳から受け取れる場合は65歳から受け取るより、年間の受給額が30%少なくなってしまいます。

 

その他に年金受給額の差を埋めるために、厚生年金に加入しない自営業の人のための国民年金基金制度というのもあります。

 

年金をいつから受け取るのかはご自身で決めることができますが、いつから受け取れば一番得をできるのかは、どれだけ長生きするかによって変わってきます。つまり、受け取り開始年齢と生涯を終える年齢によって総合的に受け取れる額が変わってきますので、ご自身の状況と相談しながら受け取り開始年齢を決定してください。



 

年金は日本年金機構のホームページで色々と確認できる

年金について疑問や相談がある方も多いのではないでしょうか。例えば、「年金の見込み額」、「老齢年金・障害年金・遺族年金などの各種届出」、「ねんきんネット」など様々ことを確認できるのが日本年金機構のホームページです。

 

みなさんの役に立つ具体例を3つほど挙げていきます。

 

1.平成29年1月からマイナンバーカードの提示を行うことで、年金に関する相談や記録照会を行うことが可能になります。現状届・年金請求書にマイナンバーの記入をすることで、年金受給の権利がある方は住所変更届・死亡届の提出が不要となります。

 

2.年金請求書(年金証書)の送られてくる時期ですが、65歳に老齢基礎年金の受給権がある方に対して、65歳になる三ヶ月前に基礎年金番号や年金加入記録を印字した「年金請求書」が日本年金機構から送られてきます。60歳から特別支給の受給権がある方には、60歳になる三ヶ月前に年金請求書の書類が送られてきます。

 

3.情報社会である現在は書類だけでなく、「ねんきんネット」というインターネットで年金の情報を24時間いつでも確認することができます。年金基礎番号をお持ちであれば、インターネットで簡単に登録・利用ができます。ご自身の年金記録や、各種通知書の確認などすぐに情報をチェックできます。

 

年金について気になる点がある方は、是非一度、日本年金機構のホームページにて疑問点について確認してみてください。

 

いかがでしたでしょうか。これを気にご自身の年金受給額などを調べてみてはどうでしょうか。

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